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閉校式

2013.02.15

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私の母校、酪農学園大学の短期大学部の閉校式があった。

昭和25年(1950)に開学し、開学以来、9487名の卒業生を輩出し、平成24年(2012)の3月に卒業生を送り出し、62年の歴史にその幕を閉じることになった。

私は酪農学園大学附属高校から5年間、酪農学園で育てて頂き、平成3年(1991)に短大を卒業した。

今回、閉校式の記念式典が行われ、その中で記念講演をさせて頂く貴重な時間を頂いた。
多くの諸先輩方がいる中でお話しさせて頂くことは大変、僭越であると思いはあったが、私に一つの試練を与え、今もなお育てて頂いてると思いお引き受けした。
しかし、多くの大先輩や同級生、教職員の方々の前でお話しすることは、正直こんなにやりにくい講演は無いと思っていた。
でもいざ檀上に立ってみると、会場からのあたたかい雰囲気を感じ、フッと肩の力が抜けた感じがした。

今回の私の伝えたいことは学生時代の思い出話や自分の経営の話より、『これからの酪農学園に期待すること』だった。
新しい価値観の中での酪農学園の存在意義と改めて実学教育の必要性、これからの日本に必要な職業教育に一石を投じる事のできる歴史と実績、また国内だけではなく世界から人材を求め世界最高の酪農(農業)教育機関としてこれからも成長し続けてほしい。そんなメッセージだったと思う。

短期大学が無くなってしまったことはとても残念だが時代の流れの中で仕方がないことも理解できる。
しかし真の職業教育であることからすれば、酪農家の子弟を早く一人前の酪農家として、現場に戻すスピード感も大切な気もする。正直、経営ばかりに目が行っていると本当にこの学校の必要な部分を見落としてしまうのではないかと心配にもなる。
また、いつか時代の流れの中で必要に応じて変化を求められることもあるのだろう。

酪農学園に脈々と流れるスピリットを大切に、これからも農業に夢と誇りを持ち、輝ける人材を輩出し続けてほしいと心から願っている。

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記念式典終了後の懇親会では懐かしい顔ぶれから、あたたかい声をかけて頂き、本当にこの学校に来れて良かったと実感した。

酪農学園大学 http://www.rakuno.ac.jp/